無理やり散歩に出かけさせ、大掃除。
布団を干し、シーツは全て洗い
まだかぶっていたであろう毛布を洗い、ベランダへ。
毛布以外にも
肌着や上着がそこらじゅうに放置されています。
認知症の人は寒がるってホントなんだ・・・
でもエアコンなくても大丈夫だった時期とは言え、
さすがに毛布や上着は不要でしょ。
母に確認しながら数年着ていない服は処分することに。
元々なんでも溜め込む父。
「捨てる」なんてことはほぼしません。
チラシも溜め放題、ペットボトルにも何かよくわからないものが入っていたり
放置するとゴミ屋敷になるタイプだなーと昔から思っていました。
半面、母は何でもかんでも捨てるタイプ。
捨て過ぎて「ない、ない。」をこれまた昔から聞いていました。
布団の上にダウンジャケットをかぶせて寝ているようで、
これは熱中症の危険もあるので破棄。
タンスの中のダウンジャケットや上着なんかは
また出してかぶられても困るので他の部屋に移動。
汚れた下着も隠したりしているので全て破棄。
謎の金具、謎のメモ(古すぎて書かれている字が薄くなりすぎて読めない。)
もう理解できないであろう辞書、雑誌、いつのかわからないほど古い新聞、
チラシ、何十年も前の服が大量・・・
老眼鏡だけで10個近く。
何十年も前の履けない靴。
怒るだろうなーと思いつつもケガの元になるものもあるし、
布団に毛布、その上に服を大量にかぶせて寝ているんだから
熱中症で死にかねない。
ゴミ袋にして8袋の使わないものが出てきました。
片付け終わり、父が帰ってくるのをマンションの非常階段から見守り
そのまま帰宅。
きっと会うと何か言われるから。
その日の夜。
憂鬱になりながら食事を持って父の元へ。
・・・あんなに片付けたのにもうテーブルの上は散らかし放題。
またたばこ吸ってるし。
ガタガタ片付けていると、
「お母さんか!?」と大声で聞いて来ます。
んな訳はない・・・と思いながら、
「違う。」とだけ一言。
このやり取りはこの日から始まりました。
答えるのさえ嫌で・・・
父「お母さんか!?」
私「・・・」無言で片付ける。
父「お母さんか!???」とドンドン声が大きくなっていきます。
否定する日もあれば、話したくもなくて無言を貫く日も。
数回聞いて来てそれでも無言を貫き父が諦める日も。
反対に答えるまで聞いてくる日も。
申し訳ないけど、しんどいんだよ。
ってか、返事ない時点で母じゃないのはわかるでしょ、と。
・・・わかんないのかな。
認知症のせいなのか、元の性格なのかわからない。
元からこんな人だったけど。
この日は物が捨てられていることに何も触れられず。
いつ言われるんだろうとヒヤヒヤしていましたが、
結局数日たってもそれに対して聞かれることはありませんでした。
気付かなかったのかしら。
----つづく。
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