レビー小体型認知症って?

ある日、父がレビー小体型認知症と診断されました。 介護の知識ゼロ。 とにかく頑固、自分のことしか考えない父。 モラハラ、暴力、大声で私と母を支配をしてきた父のことを覚書に書いていこうと思います。

2022年06月


無理やり散歩に出かけさせ、大掃除。


布団を干し、シーツは全て洗い
まだかぶっていたであろう毛布を洗い、ベランダへ。

毛布以外にも
肌着や上着がそこらじゅうに放置されています。


認知症の人は寒がるってホントなんだ・・・


でもエアコンなくても大丈夫だった時期とは言え、
さすがに毛布や上着は不要でしょ。


母に確認しながら数年着ていない服は処分することに。


元々なんでも溜め込む父。

「捨てる」なんてことはほぼしません。

チラシも溜め放題、ペットボトルにも何かよくわからないものが入っていたり
放置するとゴミ屋敷になるタイプだなーと昔から思っていました。


半面、母は何でもかんでも捨てるタイプ。

捨て過ぎて「ない、ない。」をこれまた昔から聞いていました。


布団の上にダウンジャケットをかぶせて寝ているようで、
これは熱中症の危険もあるので破棄。

タンスの中のダウンジャケットや上着なんかは
また出してかぶられても困るので他の部屋に移動。


汚れた下着も隠したりしているので全て破棄。


謎の金具、謎のメモ(古すぎて書かれている字が薄くなりすぎて読めない。)
もう理解できないであろう辞書、雑誌、いつのかわからないほど古い新聞、
チラシ、何十年も前の服が大量・・・

老眼鏡だけで10個近く。

何十年も前の履けない靴。


怒るだろうなーと思いつつもケガの元になるものもあるし、
布団に毛布、その上に服を大量にかぶせて寝ているんだから
熱中症で死にかねない。


ゴミ袋にして8袋の使わないものが出てきました。


片付け終わり、父が帰ってくるのをマンションの非常階段から見守り
そのまま帰宅。


きっと会うと何か言われるから。


その日の夜。

憂鬱になりながら食事を持って父の元へ。


・・・あんなに片付けたのにもうテーブルの上は散らかし放題。

またたばこ吸ってるし。


ガタガタ片付けていると、

「お母さんか!?」と大声で聞いて来ます。


んな訳はない・・・と思いながら、
「違う。」とだけ一言。


このやり取りはこの日から始まりました。


答えるのさえ嫌で・・・

父「お母さんか!?」

私「・・・」無言で片付ける。

父「お母さんか!???」とドンドン声が大きくなっていきます。


否定する日もあれば、話したくもなくて無言を貫く日も。


数回聞いて来てそれでも無言を貫き父が諦める日も。
反対に答えるまで聞いてくる日も。


申し訳ないけど、しんどいんだよ。

ってか、返事ない時点で母じゃないのはわかるでしょ、と。


・・・わかんないのかな。


認知症のせいなのか、元の性格なのかわからない。
元からこんな人だったけど。


この日は物が捨てられていることに何も触れられず。

いつ言われるんだろうとヒヤヒヤしていましたが、
結局数日たってもそれに対して聞かれることはありませんでした。


気付かなかったのかしら。






----つづく。






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徘徊、拾いたばこ、部屋の汚さ・・・

疲れ切ってしまい、ショートステイをお願いすることに。


ちょっとでいいから現実逃避したい。
ご飯の心配とたばこの火の不安を考えなくていい日を過ごしたい。

そう思って4回目のショートステイ。


その日、母と家の中を掃除をしようと仕事を休みました。


当日。

母に会わせるとまた甘えて母に八つ当たりするので
母はこっそりと自分の部屋に逃げ込み、待機。


逃げるのを防ぐために当日まで言わず、当日朝・・・


「いつも行ってるところで1泊してきて欲しいねん。
大掃除するから。
部屋中、ほこりも溜まってこんなに汚くて不衛生すぎる。」


「たばこ拾って吸ってるんやろ?
部屋の中で吸い歩いてるやろ。床灰だらけになってて汚い。」

そう伝えると、


「行かん、行かん!」
「俺はひとりで何でもできてる。」


まだ言うかー・・・



「何がひとりでできてんの?
寝てるだけで、ご飯は持って来てもらって、
あとはたばこ拾いに出てるだけの生活してて
どこがひとりでできてんの?

家賃も水道代も私が振込してるからここに住んでられてるんやで?」


イライラが溜まりに溜まり過ぎていて
理解できないだろうけどまくし立てて言うと、

「うるさい!うるさい!
行かんもんは行かん!
お前はごちゃごちゃうるさい!」


と、物を投げ暴れ始めました・・・


そういうところは元気なんだな。



あー。
もう今日は行かない気だ・・・


当日キャンセル勿体ない・・・


でも折角仕事休んでまで時間取ったのに掃除くらいはして帰らないと。



とりあえず、当日キャンセルの電話をすると、
「もしかすると食事代の料金はかかるかも知れないけど、
それ以外はかからないようにしておきますね。」

と、言って頂けひと安心。


だってここのショートステイ、1泊6000円以上掛かってるから。

行かないのにその料金が必要ならさすがに行って欲しい・・・と思ってしまう。


親不孝だろうなー
でもそれだけのことされてきたしな。

毎回毎回その気持ちがせめぎ合う。



母は自分の部屋に籠って父が出かけるの待ってるし。



はぁ・・・


私「行かんのはわかったから、散歩でも行ってきて。
掃除したいねん。」


父「いや。」


・・・コーイーツーーーー!!


私「このまま居てたらいつも迎えに来てる人来るけど?
そうしたら行かなあかんようになるだけやけど。

自分で断りや。知らんで。」


父「・・・」


迎えに来る人は男性で物腰の柔らかい人です。
基本、父は他人には丁寧に喋るのですが、
相手が男性なのもあるせいか、きっと自分で断るのは嫌がるだろうと思い、
キャンセルしたあとですがそう話しました。


私「自分で断るの嫌ならさっさと用意して散歩してきて。もう来るで。」


そこからは早かった・・・

着替えてさっさと出かけて行きました。

よっぽど行くの嫌だったんだなー・・・



母と二人で大掃除開始。



枕の下から、ベッドの下から出るわ出るわ・・・
色んな種類のたばこの吸い殻と数個のライター。


見ると脱いだ服の上にもたばこの吸い殻。

母の部屋のテーブルにも吸い殻。


何してんだコイツ。


あれだけ拾うなと言っても全く何も聞いてない。

ま。元から人の話しなんて聞かないけど。


何度注意しても人んちの壁に立ちションしたり、
たばこはポイ捨てするし、他人が嫌がるとか、どう思うかなんて
一切考えない人だしね。
私の中ではモラルなし、犬以下のマナーの人間だと思ってる。

どう育ったらこんな大人になるんだ?
老害という言葉が当てはまることしかしてないけど。


それにしても、このたばこの数は危険すぎ。


拾うなと、拾ってるの見たら病院行ってもらうと話したせいで
隠すこともし始めてる。

全然隠せてないけど。
拾った吸殻は隠す、でもその後に自分が吸ったものは隠さない。

だからバレるんだけど。
そこは理解できてないんだろうなー






----つづく。






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新しい病院に行った数日後。

いつものように食事を持って行って片付けようとしたテーブルに違和感。


食べこぼし、開封されたパックご飯、お惣菜の容器の中に
タバコの吸い殻が置いてありました。


あれ?
まだタバコ持ってたんかな。

とりあえず、危ないなぁ・・・と思い片付けていると


今度はシンクにさっき見つけたタバコとは違う種類のタバコが。



・・・もしかして、拾ってる?


父の部屋に入り見ると、
寝ているベッドの枕元には違う種類のタバコが数本と爪楊枝が置いてあります。


拾ってるな・・・
何してんのよ・・・


寝ている父に
「タバコ拾って吸ってるやろ。 
こんな誰がコロナになってるかわからん時に拾って吸わんといて。
コロナなりたくないんやろ。」


父は「拾ってないで~
前に買ってあったやつや。」
と、いつもとは違う甘えたような口調で反論します。


私「こんな色んな種類のタバコが買い置きしてるわけないやん。」
 なら買い置き見せて。」


案の定、黙る父。



その後も何本も何種類も出て来たので
「火の始末できへんのにタバコを吸わんといて。
火事になったらマンションの人みんなに迷惑かけるのわかってる?」


と、話すと


「ああ。」
とだけ答えました。


IQOSやgloのような加熱式たばこまで拾って吸っているようです。
室内で吸っているので足元には灰だらけ。


お惣菜の入ってあった容器を灰皿にして吸っています。



ってか、なんでライター持ってんの?
ライター全てを持って帰りました。。。



とりあえず母に伝えましたが、驚いて言葉にならないよう。

「そんなに吸いたいのんかな。
お金渡した方がいいんかな。」とポツリ。


でも渡せばそれで買って吸う回数も増えることに繋がるので
やっぱり渡せない・・・


これは見に来る回数増やすしかないかー・・・









----つづく。






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新しい病院へ行く日。 

予約をした当初は1か月後の予約しか空いておらず・・・


ケアマネさんから病院にも連絡して頂けたようで
少しでも早く、とのことで予約の空いた日に入れて頂きました。


少しだけですが診て頂ける日が早くなりました。



母はどうしようか。


「新しい病院一緒に行く?」と聞くと
「行ってみる。私も話し聞くわ。」と、珍しく前向き。



当日。

母の姿を約1か月ぶりくらいで見て

父「お母さん居てるやん。」と一言。

私「今日は外出できてるだけ。また病院戻るよ。」

父「ふーん。」


やっぱり入院している(実際には私の家に居てる。)ことがわかってない様子。


私「ちょっと出かける準備して。病院行って欲しいねん。」


母が居ることで安心したのか、素直に着替えて準備をする父。
後から考えると、この時点では母の病院に行くものと思っていたのかも知れません。


マンションのエレベーター内。


父「どこ行くん。」



あれ?もう病院行くこと忘れちゃった?5分くらい前の話しですけど
と、思いつつも


私「病院。」


父「はぁぁぁ???病院なんか行かへんで!!」
 「どこも悪くない!行っても一緒や!!」と母に怒鳴り散らします。


・・・答えたの私ですけど。


エレベーターの密室で大声出すなよ、うるさいわ。
と、思いながら


私「前の病院じゃない。
 女の先生が居る病院に変わるって話したやろ。
 何回も病院変わるでって話したやん。
 昨日の夜も明日の朝は出かけんといてやって話して帰ったやろ?」


と、話すと。


父「ふーん。」


え?納得?
女の先生が効いてんの?

でもまぁいいや。素直に行ってくれるなら何でも。


でもタクシーに乗るまでの数分、何度も「やめとくわ。」

と言い出し、

その度に母に「行かれなあかんって。」と言われ、反論に怒鳴ったり・・・


行くまでにぐったり。



新しい病院は
私たちの前で認知症のテストをせず、別室でするよう。

その間、私と母が父の様子を話しをしました。


母「入院とかできないもんですか?」

先生「お母さんが娘さんの家に逃げれるので今の状態では難しいです。」


とのこと。


生活は私が食事を運ぶことでまだ成り立ってるしね・・・


・・・しんどいけど。


認知症のテストの結果は前より下がってると言われました。
(なぜかぼんやりしてて点数聞きそびれ)



結果、
血圧の薬とメマンチン塩酸塩錠5mgからスタート。


何か変わるだろうか。


でも前の病院より、きちんと話を聞いてくれて気分的にはすごく楽でした。


前は話はほぼ聞いてくれない、
病気だから諦めて付き合うしかないと言われてたから。






----つづく。






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残業で父の元へ行くのが遅くなった日。


睡眠不足、疲れからグッタリしている中
父が部屋から出てきました。


今日は顔も見たくなかったのに。
静かに帰りたかったのに。


無視して
食べこぼし、食べたものがそのままの汚れたテーブルを片付けている最中に突然。


父「お金ちょうだい」と、一言。



私「何に使うの。毎日ご飯やおかずは余るほど置いてあるけど。」
 「食べたいものがあるなら買ってくるけど。」

父「・・・」


どうせ、パチンコ行くかお酒かタバコ買うだけでしょうよ。
そう思ったので何も言わない父を無視して片付けを再開。


部屋に戻りながら

「お前がお金くれへんからタバコも吸われへん!!」


と大声で言われ、イライラが爆発。


「毎日毎日、この食事代は誰が出してると思ってんの?」
「まだ私が払って欲しいくらいやけど。」

「鍋焦がしたりして火の管理できへんし
 タバコ止めれてるんやから、そのまま止めればいいやん。」


そう反論すると


「うるさい!」

と部屋に戻って行きました。



何度も何度も禁煙し、
数年吸わなかったこともあったのに
ある日突然吸い出したりしてきた人です。


お酒は朝からでも飲むし、お酒の方が止めれないと思ってたんだけどなー



お酒とタバコは買い置きがあるものが最後と話し、
お金を渡さないことで強制的に両方止めさせました。


タバコを吸わなくなって1か月以上、
意外にも素直にタバコもお酒も止めれるもんだなーと思っていただけに


え?まだ今更吸いたかったん?

と、驚いてしまったほど。


でも火の管理ができない今、
一人の時間が長いだけにタバコだけは吸わせられない。


そう思いながら片付けを終わらせ、ぐったりして帰宅。


翌朝、母にもその話は伝え
「お金は渡さんといて。どうせパチンコかお酒かタバコに使う。」

同じことを思ったようでした。


その後も何度も何度も「お金ちょうだい。」

ある日は「お金貸して。」

「4000円貸して。」ちょっと具体的な日も。


その度、
「財布持って来てない。」
「何欲しいの?」聞くと、無言。


お金少しくらいは渡した方がいいのかなーと思う時もあるのですが、
でもタバコ買われたら怖いし。

絶対、寝タバコするし。


やっぱり渡せない。








----つづく。






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